平成元年より、北方町の歯科校医を拝命しました。

初年度より、小学校、幼稚園、保育園は、年1〜2回、中学校は数年に1回の歯科講話を行い、歯科衛生士を伴って、歯垢の染め出しや顕微鏡観察などもして、子供達に、ウ蝕や歯周病について、その病態や予防法についてわかり易くお話してきました。


赴任前の春の歯科検診で、6年生は永久歯に一人平均 7.6 本のむし歯がありました。

その後、当地の歯科治療率の向上により、むし歯は減少し、平成5年にはついに全国平均を上回ることができ、しばらく維持できました。


しかし、6歳前後に萌える最初の永久歯、いわゆる「6才臼歯」が4本ありますが、これが小学校にあがった時にはすでに、むし歯になっている場合が多く、なかなか 3.0本以下に下がりませんでした。


そこで、6才臼歯を守るため、北方町にご理解とご協力を賜り、北方町独自に、2歳半、5歳の歯科検診を追加し、1歳半、2歳半、3歳半、5歳、6歳ときめの細かな検診を実施し、早期の指導、早期の治療を進めてきました。

同時に保護者の方への講話を行い、むし歯のなりやすさを調べる唾液テストの実施、お出かけポットの配布、歯を強化するフッ素の塗布等を、行ってきました。

平成10年より、ようやくその効果が出始め、12歳児のDMF歯数は、減少傾向に向かい、ついに 2.0本 をきるまでになりました。
また、北方中学では 永久歯のむし歯経験ゼロの人が、125名中 31人 です。 (平成18年)

各学校のご尽力により、現在も非常に高い歯科治療終了率を誇っております。

合併により、北方町方式はとれなくなりましたが、延岡市方式の保育園でのフッ素洗口をとりいれ、当院での個別の指導、フッ素塗布等をより充実させ、子供達の明眸皓歯達成のお役に立ちたいと、考えております。


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